少子高齢化問題は、夕張だけではなく全国的な課題となっており、特に本市においては高齢化率が50%を超え、人口の減少も止まらず高齢者の独り暮らしも増加している状況にあります。
これらの人々を支援する全国の社会福祉法人、なかでも社会福祉協議会は財政基盤が厳しい状況にあります。空知管内の社会福祉協議会の会議においても同様の意見が聞かれます。社会福祉の一翼を担う重要な役目を持っている社協においては財政状況を十分認識しつつ、職員全員がそれぞれ地域で生じる様々な課題に対応できるよう外部研修への参加を促すとともに、市民、行政、関係機関と連携しながら取り組んで参ります。
以下例年通り、重点項目を中心に、具体的事業の推進に努めて参ります。
1 老人福祉会館の経営
本年度も、指定管理者として老人福祉会館の経営に取り組んで参ります。人口の減少は利用者の減少にもつながり、会館は老朽化が著しく経営は厳しい状況にあります。しかし、会館に来ることを楽しみにしている利用者がいることに鑑み、経営を継続する一方、経費の節減を図るとともに集客の増に努め、安定的な経営を目指します。
また、来館者に好評な喫茶「はっぴぃクローバー」の運営を通じ、会館利用者の増と会館ボランティアの育成を図ります。
2 住民参加によるネットワークづくりの強化
「地区協議会」及び「在宅福祉サービス推進委員会」の組織体制と運営を強化します。
(1) 社協組織体制の強化
(2) 地区ふれあいサロン支援と行政窓口業務開設の継続並びに利便性確保
(3) 地区組織による訪問活動の促進
3 在宅福祉サービスの充実・強化など
在宅福祉のニーズにあったサービスの提供と職員の資質向上を目指します。
(1) 居宅介護支援事業所「あさか」の経営(ケアマネージャー事業所)
(2) 地域活動支援センター事業の受託
(3) 日常生活自立支援事業の推進(道社協との連携強化)